そんなの絶対おかしいよ!!


「なあ、陽介例えばの話をする」
「ん?おお、どした」
「例えば、俺とおまえは親友だったとする」
「うん……う、うん?例え??まあ、いいや続けてくれ」
「お前が恋愛に失敗して家族環境もちょっと崩壊気味で、周りの人間全員信じられないくらいドンゾコまで落ちてて引きずりあげたのが俺とする」
「…………一応最後まで聞くよ?きけばいーんだろ!」
「それで、お前は全てに絶望して携帯に登録してあるアドレス全消去するんだけど俺のアドレスだけ残す」
「うん、全く読めんこの展開!その流れからのーー」
「この流れだったら普通お前、俺の事好きになるだろ?」
「なるな」
「―――っなるのか!!」
「イケメン崩れてんぞ。どんだけ衝撃的だったんだよ?なるわけねーだろ」
「陽介のくせに図ったのか……生意気だな」
「俺の扱い最近酷くない?凄く酷くない!!?」
「女心ってさ難しいよな」
「聞、け、よ」
「何となく要点は掴めてきたんだけど、なかなか一長一短には無理だ」
「ほんっと、いろいろ言いたい事はあるんだけどそのなんとかの要点掴めたってとこには、ショージキ俺興味深々。とりあえず、理解不能の可能性が高いから始めから筋道立てて話せ」
「別に、複雑でも何でもないけど?直斗がさ、女子力とか言うものが足りないってあんまり気にしてるから『そんなの俺が直斗の分も身に付けるから直斗は直斗が得意な事伸ばせばいいよ』って言ったんだ」
「わかった。もういい、なんか期待した俺を今恥じたわ」
「料理、裁縫、家事一般なんかはやればそれなりに伸びるだろ?だからって女の子の心だけは永遠の男の命題な訳だ。どうにか糸口でもと思って最近俺は読書に励んでるんだけど、感情の流れってそういうものなのかなって」
「おい、やめろ…」
「女の子たちご用達の文庫とか漫画とか評価高いの片っ端から読んだら何故かカンストのはずの勇気がまた上がってしまった」
「勇者なの?馬鹿なの?これだけハイスペックなバカ目の前にするとなんか、お前正しい様な気がしてきて怖いわ」
「失敬な。実用性はないけど物によってはそれなりに面白いよ?貸そうか?」
「いらん」



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どうしてこんな事思いついたのか。
斜め四十五度おかしい努力を積み重ねる、それがうちの番長です。
………引き合いに出された●村●菊先生には大変申し訳ない事をしてしまいました。